水戸市内の骨盤体操教室に通う武田博子さんは、９１歳。生徒の中では最高齢ながら、毎回のびのびと元気に体操。その姿は、教室生たちの目標だ。
教室は、インストラクターの根本貴世子さんが、市内の公民館などを会場に開いているもの。「一生自分の脚で歩く」をモットーに指導していて、幅広い年齢層の人たちが通っている。
武田さんは、７７歳の時から同教室に通い始めた。当初は、足腰が弱り、体調もあまりすぐれなかったというが、教室に通ううちに、姿勢がよくなり、顔の表情も明るくなった。「先生やみんなと一緒に体操できるのが、楽しくて仕方ないの」と、ほほえむ。
教室生の１人、飛田せつ子さん（７６）は「武田さんに会うたびに元気をいただく。あこがれです」。 講師の根本さんは、「教える立場だけど、私が刺激をもらっている。これからもずっと一緒に体操したい」と、笑顔だ。
