24歳が高齢者サロン 月1回「楽らっく」 作業療法士 田宮優さんが立ち上げ(茨城・行方市)
エクササイズの説明をする田宮さん

 行方市麻生地区で月1回開かれている「楽(らく)らっく」は、若手作業療法士、田宮優さん(24)が昨秋立ち上げた高齢者のためのサロン。転倒予防などを目的にした体操や脳トレを中心にした内容で、「市内の高齢者の健康寿命を少しでも伸ばしたい」と、張り切っている。
 サロンは、高齢者の交流の場や居場所づくりを目的に、住民が運営するもの。同市社会福祉協議会によると、田宮さんのサロンは市内では5つ目で、麻生地区では初めてという。
 田宮さんは、作業療法士になって2年目で、介護予防が得意分野。現在は市外で働いているが、出身地の役に立ちたいと、サロンを立ち上げた。
 昨年12月に麻生公民館で開かれたサロンには、12人が参加。田宮さんは、転倒予防などを目的にした「スクエアステップ」のエクササイズを紹介。参加者が踏むステップに合わせて手拍子をしたり、最後にはハイタッチをするなどして、和やかに進んだ。
 今後は、市内外のサロンと連携するなど、「地域福祉の活性化にも協力できたらうれしい」と、田宮さん。サロン「楽らっく」は、次回は1月19日に開催。対象は、市内に住む65歳以上の人。
 問い合わせは、田宮さんのメール(rakusalon2525@gmail.com)へ。

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