親子に有機野菜を配付 オーガニック宣言を受けて(茨城・常陸大宮市)
ホウレンソウとコマツナ、米が配られた

  有機農業を地域ぐるみで推進する「オーガニックビレッジ」を宣言している常陸大宮市はこのほど、2歳児の歯科健診に訪れた親子に、市内産の有機野菜のホウレンソウとコマツナ、有機米を配付した。

 若い世代に、市内産の有機野菜、米を食べてもらい、食への関心を高めてもらおうと企画した。今年度は、同健診のほか、9か月児離乳食相談、主に20代向けの健康管理セミナーの参加者にも配付するという。

 同市は昨秋、県内で初めて「オーガニックビレッジ」を宣言した。同健診での有機野菜と米の配付は初めて。

 配付時は、栄養士の間宮沙織さんが、野菜の栄養素や、1日の理想の摂取量などについて説明したり、間宮さんら栄養士で考案した「青菜と納豆のおやき」のレシピを紹介したりした。

 参加した市内の後藤さおりさん(37)は、2歳と3歳の男児を子育て中。「スーパーで買い物する時は、野菜をじっくり見て選んでいる時間がない。有機野菜について知る機会になり、うれしい」と、話していた。

 

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