鉾田市の県立鉾田二高の農場でこのほど、同校の生徒が“先生”役を務めるサツマイモ掘りの体験会が開かれ、近くの鉾田幼稚園の園児22人が参加した
地域の子どもたちに、自然や農業にふれてもらおうという同校農業科の恒例の取り組み。
サツマイモの苗は、5月に園児と一緒に植えた。高校生たちが掘り方の手本として、立派なサツマイモを掘り起こすと、園児たちは「大きい!」と、大歓声。
その後は、高校生と園児が畝(うね)を挟んで向かい合い、協力して掘り起こした。サツマイモが重くてなかなか抜けず、泣き出してしまう子もいたが、無事に10ケース分を収穫した。
サツマイモは園に持ち帰って、焼き芋会などを開いて食べるという。
「サツマイモはとっても重かった」とは、同園の若林岳君(6)。
農業科2年の高橋雄哉さん(17)は、「子どもたちと一緒に収穫して、収穫の喜びが何倍にもなった」と笑顔だった。