鹿嶋市津賀の大野公民館は、毎月1回、同館ロビーで「公民館deカフェ」を開いている。癒やしの空間で、おいしいコーヒーとおしゃべりを楽しんでもらおうという企画。昨年の開始以来、参加者を増やしている。
運営しているのは、同公民館地区まちづくり委員会。始めたきっかけは、近所の人たちが気軽に集まれる場所をつくりたいとの思いから。「周辺には喫茶店などの飲食店が少ない。ちょっと外出して、気分転換できる機会にもなったら」と、同委員会。 4月からは、野菜や花などを販売する青空市を同時開催している。
カフェの参加費は100円で、コーヒーが出される。毎回50人以上が参加。同公民館が拠点の団体から、「カフェの会場でミニ発表会を開きたい」との申し出があることもしばしば。
カフェの人気を支えている一つに、コーヒーのおいしさがある。コーヒーをいれるのは、近所に住む富澤誠さん(65)。
富澤さんは趣味でコーヒーをいれて5年。専用の器材を持ち込み、1杯ずつ丁寧にいれる。夏のアイスコーヒーは、前日から仕込む。「好きなコーヒーで地域の役に立てるのはうれしい」と、笑顔。
市内の北村ますみさん(74)は、同公民館での体操教室の後に、毎回参加。「コーヒーと何気ないおしゃべりに癒やされて、何よりの息抜きになる」と、話していた。
次回の開催は8月8日の午後1時半~3時半。青空市は通常同1時からだが、8月はお休み。問い合わせは、同公民館☎0299・69・1116。