11月に忠臣蔵サミット  笠間出身103歳の浪曲曲師招いて公民館で(茨城・笠間市)
オープニングを飾る笠間市出身の玉川祐子さん

 忠臣蔵の歴史に親しむイベント「第34回義士親善友好都市交流会議 忠臣蔵サミットin笠間」が11月7日午後3時半から、笠間市石井の笠間公民館大ホールで行われる。冒頭には、同市出身で、103歳の現役曲師、玉川祐子さんが登場する。曲師とは、浪曲で三味線を弾く人。

 同イベントは、赤穂義士ゆかりの自治体が集い、忠臣蔵を核とした地域振興策などを話し合うもの。兵庫県赤穂市の呼びかけで1989年に始まり、年1回各地で開かれている。笠間市での開催は、同市の合併20周年を記念したもので、17年ぶり。

 1部は参加自治体による忠臣蔵サミット。祐子さんは、浪曲師の港家小そめさんと共に一席を披露する。2部の公演「赤穂義士講談会」には、人気講談師の六代目神田伯山さん=下写真=が登場する。

市内の奉公先で聞いた浪曲が原点

 祐子さんは、14歳で市内に子守の奉公に行き、隣のレコード店から聞こえてきた浪曲にひかれた。17歳で浪曲の道に入り、浪曲の三味線を弾く曲師としては現役最高齢。現在は「かさま応援大使」も務めている。
 入場料は全席指定3000円。チケットの一般販売は、10月15日午前10時から、チケット販売サイト「e+(イープラス)」のホームページで。売り切れ次第終了。
 問い合わせは、同市市長公室秘書課☎0296・77・1101

 

 

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