児童らが、育てた野菜の販売会(茨城・大子町)
手作りの看板などを持って販売した

  大子町池田の道の駅奥久慈だいごでこのほど、同町立さはら小学校(相田清美校長、児童数18人)による恒例の野菜販売会が開かれ、児童たちが元気いっぱいに販売した。

 販売した野菜は、同校の畑で、地域の人たちの協力を得て育てたもの。

 同校は、野菜の栽培から販売までを行う擬似会社「さはらファミリー会社」を、全校で運営している。児童たちは、野菜を栽培する「生産部」、販売や広報をする「販売・広報部」、生産や販売を支援する「さはらJr(ジュニア)」の部署に分かれて活動している。

 3月にはその活動が評価され、キャリア教育優良学校として文部科学大臣表彰を受賞した。

 販売会は、夏と秋に開催。この日販売した野菜は、ジャガイモ4種類のほか、ニンジン、トウモロコシ、枝豆など13種類。マリーゴールドやヒマワリの花苗もそろえた。

 ジャガイモは、生産部長の鈴木理斗君(6年)の提案で、詰め放題コーナーを設置したところ、大盛況だった。

 家族で買い物に訪れた町内の清水絢音さん(だいご小3年)は、「子どもたちで野菜を作っているなんてすごい。どれもおいしそう」と、話していた。

 同社社長の我妻舞香さん(6年)は、「たくさんの人たちが買い物を楽しんでくれて、うれしかった」と、笑顔だった。

 

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