懐かしい日本の里山の風景やそこに暮らす人々を、現地を訪ねて取材し、和紙のちぎり絵で表現している彦坂禮三さん(埼玉県)の作品展「和紙ちぎり絵の世界展」が、水戸市備前町の常陽史料館で開かれている。
彦坂さんの和紙ちぎり絵は、和紙でパーツを作って貼り重ねていくという独自の技法で制作している。アニメ制作の経験から着想したという。
展示は54点。かやぶき屋根の民家のある風景を表現した作品が多く、春夏秋冬の里山での暮らしの一コマが、郷愁とともに迫ってくる。
会期は5月22日まで。入場無料。午前10時~午後5時45分。月曜休館。同館☎︎029・228・1781。