ココシカでナマズのあれやこれや展 絵画、置物、陶器など209点(茨城・鹿嶋市)
安政江戸地震後の混乱を描いた鯰(ナマズ)絵を中心に展示

 鹿嶋市の関沢紀(かなめ)さん(80)が収集したナマズ関連の資料の展示会「関沢紀コレクション~ナマズ絵と庶民のくらし」が同市宮中のミニ博物館ココシカで開かれている。9月29日まで。

 展示内容は、絵画、置物、陶器、金工品など209点。幕末の安政コレラを風刺した歌川広景の錦絵「青物魚軍勢大合戦之図」や、ヒョウタンを抱えたサルが大ナマズを抑える「瓢箪鯰(ヒョウタンナマズ)」をモチーフにした置物など珍しい資料も並ぶ。

 関沢さんは、潮来市出身。趣味の執筆活動中に鹿島神宮の要石に興味を持ったことからナマズへの関心を深めた。関連品を収集するだけでなく、童話「なまずの石」など、本も出版した。

 「昔の人々の暮らしぶりを描写した貴重な資料をそろえた」と同館。午前10時~午後4時。無休。同館☎0299・94・8161。

 

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