常陸太田市亀作町に工房を持つ木工職人、キャム・ハートマンさん（３８）の作品展「秋の個展」が１１月１７日から、同市下高倉町の竜神カフェで開かれる。同２０日まで。
作品は、オリーブやケヤキ、スモモの木などを素材にしたボールペン、卓上の鏡、クリスマス用のオーナメント、キャンドルホルダーなど。木材は、購入したもののほか、近所の人などから提供を受けたものも多い。
キャムさんは、アメリカ・インディアナ州出身。少年時代から日曜大工を楽しみ、大学卒業後は工務店に勤務した。来日は、緊急支援団体の職員として、東日本大震災の被災地に派遣されたことがきっかけ。支援団体の日本撤退後も、被災地で日本人棟梁ととともに新築やリフォームの仕事を請け負ってきた。
茨城に移住したのは２０２０年。家具の注文製作やリフォームを仕事にしているが、「自分の作品作りも楽しみたい」と、個展は２回目。「亀作町が大好き。豊かな自然や文化にふれながら制作しています」と、キャムさん。
午前１０時～午後３時（最終日は同２時半まで）。キャムさんは１９・２０日に在廊予定。同カフェ☎０２９４・８７・０３３３。
