書道部員が横断幕揮毫 鹿島高・付属中生 祭頭祭を盛り上げようと(茨城・鹿嶋市)
張り詰めた空気の中、筆を運ぶ部員ら

 鹿島神宮(鹿嶋市宮中)の祭頭祭を盛り上げようと、県立鹿島高校と同付属中の書道部の部員11人がこのほど、横断幕を制作した。

 横断幕の大きさは、縦1.m、横5.m。黒と朱の墨で、「祝祭頭祭」や、「明るく楽しく元気よく小山郷の絆を深めよう」の文字を書いた。

 制作会場は、同神宮の参集殿。袴姿の部員たちが勢いよく筆を運ぶ様子に、神宮と学校関係者らは感嘆の声を上げた。

 完成した横断幕は、7月14日以降、来年3月の祭頭祭当日まで、同市小山の祭事事務所に掲げられる。

 祭頭祭は、鹿嶋市と周辺の地区住民が年代わりで運営する。今年は、同市小山の「小山郷」地区が担当。同書道部との協力は、同地区の「若い人たちに祭りに参加してほしい」という願いから実現した。

 書道部部長の高木ゆのさん(17)は、「伝統の重みを感じながら作業した。多くの人に、祭を見てもらうきっかけになればうれしい」と話した。

 

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