自然愛の結晶200点収録 水戸のボタニカルアート同好会が記念誌発行
「植物の魅力が伝われば」と佐藤さん

 水戸市植物公園で活動するボタニカルアート同好会は、会発足30年を記念した記念誌をまとめた。会員32人が描いた作品198点を収録。「自然、植物を愛し、絵を描くことが大好きな仲間たち。作品を通して、植物の魅力や楽しさが伝われば」と、会長の佐藤好市さん(85)=写真。

 ボタニカルアートは、草花を科学的に正しく描いた細密画。会発足時から昨年まで講師を務めた今井眞利子さんの教えは、単色を重ねて色の深みを出すこと。色付けは絵の具を塗っては乾かしを繰り返すため、1枚仕上げるのに数か月かかるという。「じっくりと観察することで、植物をもっと好きになった。これからも楽しく描きたい」と佐藤さん。希望者には、1冊2500円で販売している。

 問い合わせは佐藤さん☎︎029・267・7679。

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