１９２２（大正１１）年から４４年間にわたって大洗町内を走った水浜（すいひん）電車と、同町の観光の歴史を振り返る展覧会「懐かしの水浜電車と大洗の観光」が、同町磯浜町の大洗町幕末と明治の博物館で開かれている。同電車の開通１００年を記念した企画。
同電車は、水戸市の浜田（材木町）～同町の磯浜間で開通し、以降、軌道を延ばした。昭和２０年代が全盛期で、多くの海水浴客を輸送するなど、観光地大洗の発展に寄与した。自動車交通の普及などにより、６６（昭和４１）年に廃止となった。
展示は、当時の様子を伝える写真や絵はがき、地図、運転士用の制服や帽子など約１５０点。関連グッズの販売もしている。会期は１１月２３日まで。
入館料一般５００円など。水曜休館（祝日の場合は開館し、翌日休み）。同館☎︎０２９・２６７・２２７６。
