
画家の安野光雅(みつまさ)さんの作品を紹介する展覧会「津和野町立安野光雅美術館コレクション 安野先生のふしぎな学校」が9月13日から、水戸市千波町の県近代美術館で開かれる。絵本の原画を中心に、約150点を展示する。
安野さんは、1926年島根県生まれ。絵本、装丁、エッセイなど幅広いジャンルで活躍し、中でも絵本作品は、淡い色づかいと優しい雰囲気で、海外でも高く評価され、“絵本のノーベル賞”とも呼ばれる「国際アンデルセン賞」など数々の賞を受賞した。2020年に94歳で亡くなった。
展示の章構成は、安野さんが一時期、小学校教師を務めていたことから、「こくご」「さんすう」などの学校の授業科目に見立てたものになっている。
9月13日午後2時からは、講演会「安野光雅の世界」(講師は、島根県の津和野町立安野光雅美術館館長の大矢鞆音さん、定員250人、参加無料、申し込み不要)を開く。
会期は11月16日まで。入場料一般1240円、70歳以上620円など。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。同館☎️029・243・5111。