
那珂市額田南郷の阿弥陀寺(あみだじ)の境内にある桜は、しだれ桜のエドヒガン。樹齢は、約330年とされる。寺にはすでに、今年の開花状況を確認する電話が入り始めているというほどの人気だ。
人気の訳は3つ。水戸光圀のお手植えという歴史ロマン、約30メートルの樹高が生み出す雄姿、最近は夜のライトアップも好評だ。
第28代住職の大山信敬さん(43)には、物心ついたころから身近な存在。「恥ずかしながら、子どもの頃は、この桜の魅力に気がつけなかった」と笑う。意識が変わるきっかけの一つは、テレビの取材。20年ほど前だと記憶している。
放送で絶賛されるのを聞いたときは、「そんなものか」と思った。しかし、その後は、ほかの桜をみると、「うちの桜は負けてない」と思うようになった。檀家たちと「桜を守る会」を結成し、桜談義を深めるほどに、桜の魅力にはまっていった。
近年はインターネット情報を頼りに訪ねる人も多い。観光情報サイトの中には、毎日のように開花状況を確認してくるところもある。「ずっと変わらないものの周りで、いろいろなものがめまぐるしく変わっていくものですね」
同寺☎029・298・7505。






