子育ての悩みを話し合おうという父親対象のセミナー「子どもを伸ばす 父親の子育て」がこのほど、神栖市溝口の同市中央公民館で開かれ、それぞれ2人の子を持つ3人が参加、お父さん目線での考えや悩みを話し合った。
セミナーは一般社団法人倫理研究所家庭倫理の会神栖市が主催。同会では毎月テーマを変えてセミナーを開いて10年以上で、父親対象のものは今回が初開催。同会メンバーの太田嘉一さん(37)が、「お父さん同士でも話をしてみたい」と、発案した。
内容は、講師で同研究所の塚本英美さんによる子育ての話、参加者同士の子育てトーク、講師への質問の3つ。
子育てトークでは、太田さんが中心となり、「自分は父親として何点?」「子どものことで最近気づいたことは?」などと質問。「奥さんが頑張っていると自分も頑張れる」、「子どものことで気づいたこと、何かあったかな」と詰まる場面も。
その後は、塚本さんに質問する形で悩みを相談。「子どもの食が細い」「習い事をやめたいと言い出した時はどうしたらいいか」などと話した。
参加した長谷川慎二さん(37)は、「参加にはそれほど乗り気ではなかったが、お父さんたちの考え方を知ることができて面白かった」、西脇卓也さん(36)は、「夫婦が感謝し合う気持ちが大切だと、あらためてわかった」と笑顔。
太田さんは、「お父さん仲間に子育ての話を振ると、けむたがられてしまうことも多い。今日は熱を持って話せてうれしかった」と話していた。
同会メール(kirarin_kamisu@yahoo.co.jp)。