ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園のみはらしの丘でこのほど、ネモフィラの種まきが始まった。なだらかな稜線(りょうせん)の同丘で、スタッフが一列に並んで種をまく姿は、同公園の深秋の風物詩。約4・2㌶に、約120㍑の種をまく予定だ。11月中の完了を目指すという。
ネモフィラは、春に青い花を咲かせる北米原産の一年草。例年4月中旬から5月上旬には、満開のネモフィラを目的にした全国からの見学者が、同園に訪れる。
ひたち公園管理センターの尾澤彰さん(42)は「今年は、新型コロナウイルスの影響で、ネモフィラを直接見ていただくことはかなわなかった。来年こそは来場していただき、楽しんでほしい」と話す。