ひたちなか市で水揚げされた魚介を使った創作たこ焼きのコンテスト「ひたちなか とと焼きグランプリ」がこのほど、ひたちなか市表町の駐車場「TAMARIBA(たまりば)」で開催された。
「とと」は、魚や鳥を指す言葉。
主催の同市商工会議所は例年、「世界タコ焼きグランプリ」と題したイベントを行っていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、「番外編」として今コンテストが開かれた。
参加したのは、市内の飲食店や、職場の仲間で作ったグループなど6チーム。生地にイカスミを使用した真っ黒のたこ焼きや、生地にエビのだし、ソースにビスクソースを使ったものなど、それぞれに工夫を凝らした自信作を用意した。
順位は、試食した市民らの意見で決定された。会場には、参加チーム名が書かれた消毒液のボトルが置かれ、市民らは気に入ったチームの消毒液を使用。消毒液の残量が最も少ないチームがグランプリになった。
水戸市の黒澤なつのさんは、妹夫婦の根本ちひろさん、圭悟さんと参加。「いろいろなたこ焼きが味わえて楽しかった」と話していた。
グランプリは、バターしょうゆをソースに使い、天かすをアクセントにしたたこ焼きを出品した飲食店「鉄板焼き あばらや」が手にした。