お化けたちはこうして生まれた 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 県天心記念五浦美術館(茨城・北茨城市)
お化けたちはこうして生まれた 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 県天心記念五浦美術館(茨城・北茨城市)

 「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるさん(1922~2015)の妖怪画制作の手法に迫る展覧会「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」が、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれている。

 水木さんは、生涯に1000点近くの妖怪画を描いた。今展は、水木さんの創作方法を、「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つの手法に分けて紹介している。また、水木さんに影響を与えた書籍や関連資料も展示。鳥山石燕(せきえん)の「画図百鬼夜行」、柳田國男の「妖怪談義」などだ。

 「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの「一反木綿」や「塗壁」、夜道を歩く人についてくる「べとべとさん」、巨大な骸骨の姿でさまよう「がしゃどくろ」など、妖怪画の原画も約100点を展示している。怪しい世界を夜に楽しんでもらおうと、10月25、26日は午後7時までの夜間開館を行う。

 会期は10月26日まで。月曜休館(10月13日は開館し、同14日は休館)。料金は一般950円、70歳以上470円など。

 問い合わせは同館☎0293・46・5311。

 

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