鰐川沿い1・5キロのコスモス園  1号堤コスモス園(茨城・潮来市)
キバナコスモスが咲く1号堤コスモス園で、塙理事長(写真左から1人目)と役員ら(9月29日撮影)

 潮来市の鰐川の西岸(潮来市側)に、知る人ぞ知るコスモスの花の名所がある。場所は、神宮橋から下流方向に約500メートルの地点。名前は「1号堤コスモス園」。花はいま、見頃を迎えている。

 園は、川岸に沿って細長く、長さ約1・5キロ。面積は、約1万5000平方メートル。いまは、黄色とオレンジ色が鮮やかなキバナコスモスがメインで、白色、ピンク色、薄紅色の優しい花をつけるセンセーションは咲き始め。数は約80万本。

 園を管理するのは、同地区の農業者らで組織する「潮来市土地改良区」の役員ら。もともと公園として整備されていたが、人目に付きにくい場所ということもあり、ゴミの投棄が絶えなかった。役員らは、ゴミの回収から管理作業をスタート。3年前にコスモスを育て始めるとゴミに悩まされることがなくなった。

 園には、駐車場や遊歩道が整備され、秋の“お花見”に便利。休日には、家族連れなどが、楽しんでいる。同土地改良区理事長の塙信一さん(78)は、「真夏の草抜きは大変だけれど、花が咲くと疲れも忘れてしまう。多くの人に楽しんでもらえたら」と話す。同土地改良区事務所☎0299・66・2065。

 

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