地元有機野菜と、渋谷発こだわりコーヒー 道の駅さとみに新しい波(茨城、常陸太田市)
服部さん夫婦と秋山さん(同道の駅で撮影)。左にあるのはピアノ、9月27日にはライブの開催が予定されている

 開店から約30年が経過する常陸太田市小菅町の道の駅さとみが、昨年から今年にかけて、大きな変化を遂げている。

 地元の有機農家らの作物を並べる採れたて野菜コーナーが設けられたほか、今年6月には、東京・渋谷発のこだわりのコーヒーチェーン、ストリーマーコーヒーが開店。同時期に、常陸牛と同市産有機野菜をふんだんに使ったハンバーガー、「さとみバーガー」の提供も始めた。内装もおしゃれなカフェを思わせる雰囲気に変わった。

 同道の駅が、個人経営に近い形で運営されていることが、自由な展開につながっている。代表は、市内でハーブ農園を経営する服部真太朗さん(42)。妻の千佳さんも、深く関わる。作物を出荷する多くは、2人の農業仲間でもある。

 ストリーマーコーヒーを営むのも2人の友人で、同市在住のデザイナーでもある秋山雅雄さん(61)。同チェーンの新規出店には厳しい審査があり、同道の駅への出店は、地域に根ざした新形式として許された。服部さん夫婦は、「地元の人に、日常の中で利用してもらいたい」と話している。

 火曜定休。同道の駅0294・82・2100。

 

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