「大日堂」国有形文化財登録へ 市出身の日本画の大家、木村武山が生家に建築(茨城・笠間市)
「大日堂」国有形文化財登録へ 市出身の日本画の大家、木村武山が生家に建築

 笠間市箱田にある仏堂「大日堂(だいにちどう)」が、国の有形文化財(建造物)に登録される見通しとなった。国の文化審議会が7月18日、文部科学相に答申した。

 同仏堂は、同市出身の日本画の大家、木村武山(ぶざん)が、1935年に、生家の敷地に建てたもの。木造平屋建てで、24平方メートル

 堂内の中央には木造大日如来坐像が安置されていて、壁面や天井には、武山が描いた仏画が広がっている。

 武山は、1876(明治9)年生まれ。幼い頃から絵を描くことが好きで、東京美術学校(現在の東京芸術大学)に進学し、岡倉天心らの指導を受けた。岩手県平泉町の中尊寺金色堂の修復に携わり、後に「仏画の武山」とも称された。

 堂内で仏画を描く最中に脳出血で倒れ、右手の自由を失ったが、左手で描く訓練を重ね、「左武山」の異名を取った。

 同市教育委員会は2年前から、毎月第2、4日曜に公開している。

 事前予約制で、拝観料大人500円、小学生~高校生300円。問い合わせは、同市教育委員会文化振興室0296・77・1101(平日のみ)。

 

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