
鉾田市の農家と飲食店経営者が協力してこのほど、万能調味料「大葉じぇのべーぜ」を商品化した。
パスタにからめるほか、肉、魚の味付けなど用途は工夫次第という。
農家は、大葉農家「中島農園」の中島弘樹さん(38)、由香里さん(34)夫婦。飲食店経営者は、居酒屋「うまごや」を営む坂口弦太さん(43)。弘樹さんと坂口さんは、親の代からの付き合い。「一緒に仕事ができたことがなによりうれしい」と声をそろえる。
開発に当たってこだわったのは採りたての大葉のフレッシュさを損なわないこと。「産地の強みですから」と坂口さん。
試行錯誤して見つけた加工法は、大葉を非加熱のまま粉砕するもの。「オイル、ニンニクとは個性を引き立て合い、色合いの鮮やかさも魅力となった」と3人。
商品名の“じぇのべーぜ”は、イタリアのソースのジェノベーゼをアレンジしたもの。本場のジェノベーゼのメインの材料はバジル。
同品は、同園ほか、同市大竹の鹿島灘海浜公園売店でも販売。1個100㌘950円。同公園☎0291・34・1010。