高萩市石滝の柴田尚志さん(70)、千賀子さん(64)夫婦はこのほど、孫を喜ばせたい一心で仕上げた絵本「カイくんのおさんぽ」を、銀の鈴社から出版した。
柴田さん夫妻が飼っていた愛犬カイの散歩中に、実際に起きた物語。小さいころから英語に親しんでもらいたいと英訳も付けた。
コロナ禍がきっかけになったという。
夫婦は、学校が休校になった孫のため、絵本の読み聞かせをしていた。しかし家の本はすでに読んだことがあるものばかり。退屈し始めていた孫を見て、「自分が新しい物語を書いて、孫たちに読んでもらおう」と、制作に取り掛かった。
尚志さんが書いた物語に千賀子さんがアイデアを加える形でまとめていった。絵は、出版社に紹介してもらった画家に依頼したという。
「たわいもない話。だからこそ、親近感がわくと思う。読んだ人の心が温かくなれば」と尚志さん。
B5判、48㌻。1冊1600円(税別)。全国の書店、インターネットサイト「アマゾン」で購入できる。
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