さくら餅と草餅の“季節” 「京風和菓子 五條」(茨城・水戸市)
さくら餅(左)と草餅

 水戸市姫子の和菓子店「京風和菓子 五條」で、さくら餅と草餅の“季節”が続いている。春を連想させる両品は、1月下旬に店頭に並び、ひな祭りに最初のピークを迎える。いったん落ち着いた後、サクラのシーズンに向けて再びピーク販売量が増える。「春に欠かせない和菓子」と、同店主の宮脇圧旨さん。

 同店のさくら餅は関西風。「道明寺さくら餅」と呼ばれることもあるもの。塩漬けした桜の葉で包むのは関東風と同じだが、餅の部分が違う。餅米のつぶつぶが見た目にも分かる形で残り、ふっくらとした食感も特徴。

 草餅は見た目が独特だ。おせち料理にも使われる野菜のクワイの形に似せている。縁起物としても要素を足しているという。

 各160円。販売は4月初旬まで。午前9時~午後6時。火曜定休(祝日除く)。同店☎029・252・2317。

 

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