SLの迫力 イルミで感じて 常陸大子駅前(茨城・大子町)
新色のスカイブルーと、シャンパンゴールドの明かりが映える

 大子町大子のJR水郡線常陸大子駅前に展示されている蒸気機関車(SL)の電飾が、今年も始まっている。暗闇に浮かび上がった姿は、夜空を走る銀河鉄道のようだ。

 同町が中心市街地活性化事業の一環で行っているもので、今年で5年目。

 電飾を担当しているのは、町の看板店「ウスイ美術工芸」の臼井吉永さん(65)。「目指しているのは、車体の持つ迫力が伝わる電飾です」

 その理由は、電飾の設置作業を通して、SLの車体と向き合ううちに、力強さや美しさに魅了されたこと。「見れば見るほど、昔の人たちの技術力に感動してしまって」

 SLの見学には昼間来る人も多い。夜のイルミネーションのための装飾がじゃまにならないように、シンプルな電飾を心がけているという。

 今年の電飾には、スカイブルーと、シャンパンゴールド色を新たに加えた。スカイブルーは車体の中心部分を、シャンパンゴールドは先頭部分を彩った。「夜は寒いけれど、全体をゆっくり眺めてもらえたらうれしい」と、臼井さん。

 点灯期間は、来年1月31日まで。時間は午後4時~午前0時。

 

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