冬の工都照らす風物詩 日立シビックセンター新都市広場(茨城・日立市)
メインツリーは高さ12メートル。 球体が浮かんだような外観の「天球劇場」を照らす光の色も、周囲の木々の電飾に合わせたという

 
 日立市幸町の日立シビックセンター新都市広場が毎夜、清らかな光に包まれている。恒例の「ヒタチ スターライト イルミネーション2024」の明かりだ。
 今年の電球の数は、昨年より約3万球少ない約14万球だが、「魅力度は、昨年に負けてはいませんよ」と、担当者で、同市民科学文化財団の加倉井孝是(たかゆき)さん(46)は胸を張る。
 会場の中央付近に立つ八角錐(すい)のメインツリーは、昨年より4メートル高い12メートル。ツリーを彩る電球の数は昨年より多い。電球はフルカラーLEDで、雪のように見える白や、花が咲いたかのようなピンク色など、色とりどりに変化する。
 同イベントが始まったのは2000年の冬。初回は、観葉植物のゴールドクレストの苗木約200本を段差のある台に並べて、ツリーに見立てた。当時はイルミネーションスポットはまだ少なく、「北関東最大級」とも言われた。
 その後、電球の数や光量を誇るのではなく、「市民参加型で、楽しく」と路線を変更。恒例になっているのは、プレゼント企画の「サンタを探せ!」(12月25日まで)。会場の各所にあるサンタ人形を探すもので、昨年は2300通の応募があった。
 「毎年、『来年も続けて』という声が多い。これからも頑張ります」と、加倉井さん。点灯は来年1月13日まで。時間は午後4時半~10時。問い合わせは、同センター☎︎0294・24・7711。

 

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