ゼンタングル絵画展示 作家としての自立目指す和田さん(茨城・日立市)
作品を持つ和田さん

 日立市十王町伊師の和田龍聖さん(19)は、円や曲線などシンプルな模様を繰り返し描く絵画技法「ゼンタングル」を使って創作活動を続けている。
 作品は、同市同のレストラン「ストーン・ビーチ」に展示されている。

 和田さんが絵を描き始めたのは同市立日立特別支援学校に在籍していた15歳のとき。和田さんには軽度の自閉症がある。和田さんは描き始めた当時を、「突然絵を描きたくなった」と振り返る。
 ゼンタングル技法に取り組み始めたのは、スマートフォンで他の人が描いた絵を見たことがきっかけ。子どもの頃から好きだった工作の延長でもある。

 同店には現在、12作品を展示。モチーフは、ザリガニなどの生き物。それぞれ、和田さんの感性と、ゼンタングル技法とが、独特な世界観を創造している。展示作品は今後、増やす考えだという。
 和田さんは、「もっとたくさん描いて、いつか、作家として自立したい」と話している。
 開店は、午前11時~午後8時(月、木曜は午後2時半まで)。鑑賞のみの入店も可能だが、混雑時を避けるなどの配慮を。

 

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