秋が2段瀑を染める 見頃は11月中旬~下旬 横川の下滝(茨城・常陸太田市)
紅葉した横川の下滝(日立市の海老原宏さんが昨年に撮影)

 常陸太田市折橋町にある横川の下滝(よこかわのしもだき)は、落差10m近い落ち込みが2段、その上にもう1段ある、見事な滝だ。秋は、滝を覆うように茂る周囲の雑木が紅葉する。赤や黄色の葉を滝の水しぶきがつややかに演出する。

 滝は国道沿いにある。駐車場で車を降りれば、滝までは数分だ。

 観瀑用のスペースは2つある。1つは滝の中段付近で、滝全体を見渡せる。もう1つは下段にあり、水音がより迫り、しぶきを感じながらの紅葉見物になる。

 下流部にある横川温泉郷は、奥州へ向かう源義家が兵とともに体を休めたという言い伝えがある。同温泉郷にある「山田屋旅館」19代女将(おかみ)の小林恵美子さんは、宿泊者には、同滝への散歩をすすめている。

 「秋は、色付いた木々の奥に流れる白滝が映える。朝も夕方も、それぞれに魅力的です」

 

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