常陸大宮市鷹巣の写真家で写真教室講師、大貫亘さん(72)が、風景写真の撮影テクニックを解説する本「フォトコン9月号別冊 超人気被写体のトリセツ」がこのほど、日本写真企画(東京)から出版された。
掲載写真約200点のうち、3分の2は県内で撮影されたもの。特に県北地区で撮影されたものが多い。
同本の出版後は、掲載された写真の撮影場所を知りたいという問い合わせが多数、出版元に届いているという。
同書では、被写体を草花、海岸、野鳥、星景など、12項目に分類。項目ごとに、撮影時の心がけなどの基本から、作品を魅力的に仕上げるこつを紹介している。項目ごとにある「大貫先生の添削コーナー」は、大貫さんの写真教室の生徒の作品を作例にしている。スマートフォンでの撮影にも参考になる内容だ。
日本写真企画は、全国版の写真月刊誌「フォトコン」の発行元。同書の誌上写真コンテストで、大貫さんが年間チャンピオンになった頃から、両者の関係は深い。年間チャンピオンになったのは1982年のこと。
大貫さんは、「この本がみなさんの写真活動に少しでも役に立てれば」と話している。
同書は、B5版カラー100ページ、1540円。全国の書店とインターネットで販売している。