東海村にある大強度陽子加速器施設「J−PARC(ジェイパーク)」に注目した企画展「サイエンス×東海村×J−PARC展~せかいは“つぶ”からできている~」が同村村松の村歴史と未来の交流館で開かれている。子どもには分かりにくい同施設の取り組みを、親子で楽しみながら学ぶことができるよう工夫している。
ボールがたくさん入った家庭用のプール「つぶのプール」のボールには、物質の素となるつぶの「素粒子」の名前が書かれている。拾うたびにさまざまな素粒子があることがわかる。「加速器ボウリング」は、加速器の仕組みをミニゲームで紹介している。
施設で働く研究者たちの素顔にも注目。「科学者になったきっかけは?」「いつごろ、科学者なりたいという本気スイッチが入った?」などの質問への答えや、この道に進むきっかけとなった本を展示している。
「研究や、研究をしている科学者たちの魅力にふれて、科学により親しんでもらえたら」と、学芸員の林恵子さん。
会期は9月29日まで。入場無料。月曜と、9月17・24日は休館(9月16日は開館)。同館029・287・0851。