鹿嶋市宮中の鹿島神宮本殿前で8月3日午後9時半、歌舞伎俳優の市川九團次さんと、シンガーソングライターの二宮愛さんの奉納舞台「奉納歌唱・奉納歌舞伎」が披露される。
市川さんは2014年に現在の市川團十郎さんの門下となり、翌年、四代目市川九團次を襲名。国内外での公演のほか、ワークショップの開催などで歌舞伎の振興に取り組んでいる。二宮さんは、ミュージカルでも活躍している。
「まちづくり鹿嶋株式会社」主催のイベント「ミート トゥー アート」の一環。イベントはアートを通して地域の活性化を願うもの。今回が3回目。開催期間は7月25日から8月4日まで。同奉納舞台のほか、同市内の小中高生が歌舞伎をテーマに仕上げた絵画約150点の展示を行う。絵画の展示場所は同神宮参集殿。
奉納舞台の観覧は1席6000円(協賛金)。観覧者は3日午後3時半からの「市川の歌舞伎講話」にも参加できる。小中高生の絵画鑑賞は無料。
同社の済藤哲二さん(54)は、「子どもらの中から将来、芸術家や音楽家が育ってくれればなにより」と話している。問い合わせは、同社☎0299・77・8840。