築160年の古民家カフェ 地域おこし協力隊の国際カップルが開店(茨城・常陸太田市)
「ゆっくりくつろいでもらえたら」。囲炉裏のある部屋で、菅野さん夫婦

  常陸太田市大中町の古民家「荒蒔(あらまき)邸」にこのほど、地元産食材を調理した料理やスイーツを提供するカフェ「SATOMI(さとみ)カフェ」がオープンした。営業は週末限定。

 店主は、県北起業型地域おこし協力隊の菅野光博さん(33)と、妻でスペイン人のアイナさん(27)。「ふるさとに帰った気分でくつろいでもらえたら」と、2人。

 荒蒔邸は、築160年以上で、内部は梁(はり)の見える造り。大きな囲炉裏のある板の間などが客室になる。

 調理は、パンやスイーツの指導者の資格を持つ、市内の大森恵子さんが担当。

 メニューは、オーガニックスパイスを使った「バターチキンカレー」(1600円)、市内の有機栽培の野菜などを挟んだ「野菜サンドイッチ」(1500円)、季節のバスクチーズケーキ(600円)など。アイナさんが作るスペインの家庭料理も提供する。

 菅野さんは、元大手企業のエンジニア。山間部の空き家を利用して、ゲストハウスを立ち上げたいと、同協力隊に着任した。ゲストハウスは、母屋とは別に準備された客人向けの住宅のこと。荒蒔邸にゲストハウスを併設する計画もある。

 営業は、土、日曜のみで、時間は午前11時~午後4時(同3時半ラストオーダー)。問い合わせは、同カフェのホームページ(https://www.aramakitei.com/cafe)から。

 

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