常陸太田市町屋町の旧道、約500mの区間を会場にしたマルシェイベント「町屋de(で)マルシェ」が、5月25日に開かれる。
店が並ぶのは、民家の駐車場や、空き家になっている敷地など。通りの家々を訪ねるような感覚で買い物が楽しめる。
旧道沿いには清流の里川が流れ、山の斜面には巨大な崖「黒磯バッケ」があるなど、景観も魅力だ。
出店は、クラフト店や飲食店など約80店で、音楽などのステージもある。開催は3回目。
実行委員会のメンバーは、地元の人たちが中心。開催に向けて背中を押したのは、「町の風景は10年後は変わってしまうかもれない。町屋の今を見てほしい」との思い。地元の民家一軒一軒に声をかけて協力を呼びかけた。開催前には会場周辺の草刈りにも精を出す。
今回の出店数は、初回の倍になるなど、にぎわいを増している。「町屋のファンを1人でも増やせればうれしい」と、同マルシェ実行委員長の池田由香さん(64)。
開催時間は午前10時~午後3時。荒天中止。詳細は、同マルシェの公式インスタグラム(「町屋deマルシェ」で検索できる)に掲載している。