イラストレーターや漫画家、ミュージシャンなどとして幅広く活躍するみうらじゅんさん(66)の世界観に迫る企画展「みうらじゅんFES(フェス) マイブームの全貌(ぜんぼう)展」が、筑西市丙のしもだて美術館で開かれている。6月30日まで。
同市誕生20周年記念展。
みうらさんは、言葉に対する独特のセンスも持っていて、1997年には「マイブーム」で新語・流行語大賞受賞。「ゆるキャラ」の名付け親としても知られる。昨春からは、コロナ禍をきっかけに描き始めて、コロナ禍が終息するまで続ける予定だという連作の絵「コロナ画」について解説する「マイ走馬灯」を新聞連載している。
展示は、100点を超す「コロナ画」が中心。ほかに、小学1年から作り始めた「怪獣スクラップブック」をはじめ、みうらさんが収集したり、描いたりしてきたものを集めている。
みうらさんは、同展開催にあたり、「世間的には価値のないものかもしれませんが、一点一点が唯一無二の国宝、もとい『ボク宝』であることは間違いありません」とのあいさつ文を寄せている。
入館料一般800円、高校生以下無料。午前10時~午後6時開館(入館は同5時半まで)。月曜休館。同館0296・23・1601。