華やかに常陸てまり展 偕楽園公園センターで12日~(茨城・水戸市)
さまざまな模様をかがったてまり

 水戸市のてまり作家・二川良子さんと仲間たちの作品展「第63回常陸てまり作品展」が3月12日から、同市見川の偕楽園公園センターで開かれる。同17日まで。入場無料。

 てまりは、平安時代から続く伝統工芸の一つ。発砲スチロールの芯(しん)に木綿糸を巻き付け、編み針とししゅう糸を使って、季節の花々などさまざまな模様をかがる。全国で地方独特の作り方やデザインが女性たちの手によって受け継がれていて、二川さんたちのてまりは「常陸てまり」と呼ばれている。

 展示は、新荘市民センター教室生31人による約700点。メンバーの最高齢は91歳。「展覧会を楽しみに、みんなで作品作りを頑張っています。偕楽園の梅の花と一緒に楽しんでもらえたら」と二川さん。

 午前10時~午後4時(17日は同3時半まで)。同センター☎029・244・5454。

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