鹿嶋市宮中の鹿島神宮で3月9日、春の訪れを告げる伝統の祭り「祭頭祭(さいとうさい)」が行われる。
奈良~平安時代にかけて始まったとされる五穀豊穣を祈る祭りで、国選択重要無形文化財に指定されている。
神事「祭頭祭」は午前10時から。
正午から行われる「祭頭囃(さいとうばや)し」は、色鮮やかな衣装を身につけた囃子人が、十数人ずつの輪になり、長さ六尺(約1・8m)の樫棒(かしぼう)を組み打ちつつ、神宮や参道を練り歩くもの。
今年の囃子人は、当番地区の下幡木郷(しもはたぎごう)(神栖市、額賀瑞穂祭事委員長)の15組357人が務める。
問い合わせは、同神宮☎0299・82・1209。