高萩市秋山の田んぼでこのほど、家内安全や豊作、農作業の安全などを願う小正月の伝統行事「鳥追い祭り」が開かれた。
会場の田んぼには、高さ約4mのわらと竹製の小屋が建てられ、住民が持ち寄った正月飾りが納められた。
住民らが一列に並び、かしわ手をならしながら火を付けると、高さ約10mの火柱が上がり、パンパンと、竹が破裂する音が響いた=写真。
参加した棚谷征子さん(78)は、「難なく1年健康に過ごしたいと願った」と話していた。同地区の山手集落センター管理運営委員会委員長の小野崎廣喜さん(80)は、「健康はもちろん、予測できない自然災害に備え、住民同士で話し合っていきたい」と話した。