神栖市柳川の農業生産法人「アグリ・ニュー・ウインズ」は今年から、シイタケの菌床栽培を始めている。9月に、初めての収穫があった。
商品名は、「神栖しいたけ風のふく太郎」。同法人が運営する直売所「ウインズファーム」や、市内スーパーで販売するほか、飲食店で使用する例も出てきた。
地域の新たな特産品を作り出したいという願いと、障害者の雇用を確保するという目的がある。収穫、間引き、パック詰めなどで障害者が活躍している。
同市内の障害者就労支援事業所「キチクロ」と「コンパス」からは5人が作業に当たっている。両事業所のスタッフは、「仕事に対する意識が高まったり、気持ちが前向きになっている」と話す。同法人代表の飯田等さんは、「いろいろな面で良いスタートを切れた」と喜ぶ。