鉄道愛でまつり盛り上げ 鉄道模型愛好家「ときわレール倶楽部」(茨城・城里町)
会場で笑顔をそろえたメンバー

  県央地区が拠点の鉄道模型愛好会「ときわレール倶楽部」はこのほど、城里町の町民まつりで、鉄道模型のHOゲージを使った「公開運転会」を開いた。

 同まつりでの公開運転会の開催は恒例。愛好家が持ち寄る多彩な車両が登場するのが魅力。今年も来場者を楽しませた。

 HOゲージは、実物の80分の1のサイズの精巧な模型。会場に、線路を2線備えたジオラマを設置し、常磐線の主力車両、貨物列車、実際に煙を上げながら走る蒸気機関車などを走らせた。

 同会は1999年に日立製作所水戸工場の有志で設立。社外のメンバーも増やし、現メンバーは30~70代の13人。

 ほとんどが少年時代からの鉄道模型ファン。手作りが得意なメンバーも多く、メンバーの作品が専門誌の表紙を飾ったこともある。

 鉄道ファンの世界で模型ファンは、「模型鉄(もけいてつ)」と呼ばれるが、同会によれば、模型鉄の中でも、車両が好きで、収集して、手作りする人もいる「車両派」、走らせることを楽しむ「走行派」などの、さらに細かな分類があるという。

 同会の公開運転会のもう一つの人気が、子ども向けに行う電車のペーパークラフト作り体験。電車のイラストを牛乳パックに貼り付けて仕上げるもので、イラストはメンバーの樫村信一さんの手作り。イラストもHOゲージ同様、精巧だ。

 「自分たちも楽しみながら、みんなを楽しませられたら」と、同会代表の横川和明さん。

 

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