日没後のJR常陸大子駅前、町中心商店街(大子町)が、温もりある赤い光で照らされている。駅前の赤いツリーは高さ4m。列車の到着後には、カメラを向ける人が増える。
▲駅前のメインツリー
駅前常設のSLも、赤いライトで縁取りされている。このSLのライトアップは、冬の風物詩だが、赤バージョンは初めて。
商店街各店の店頭にもある。閉店後のシャッターの上にも、店内からこぼれる光と、共演している物もある。居酒屋だいこんでは、白いのれんを照らしていた。「うちの場合は、赤提灯にもみえるかな」と同店の高安利恵さん(65)。
最も多い光源は、大小さまざまなランタン。町内の園児や小学生たちがリンゴをモチーフに手作りしたものだ。制作と展示も、茨城デスティネーションキャンペーンに合わせた企画。23日には、同商店街内町文化福祉会館まいんで催し「クリスマスグルメマーケット」が開かれる。
▲ミックさんの作品
十二所神社の「百段階段」は、周囲と別ムード。水戸市出身のビジュアルアーティスト、ミック・イタヤさんの階段アートが、浮かび上がっている。大きなクリスマスツリーの周りに天使が舞う様子。高安さんは、「かわいいでしょ。明るい時間もすてきよ」と話していた。
24日まで。点灯は午後9時まで。