パティシエの技でドーム型に 小川屋菓子店の「コレド・モンブラン」(茨城・北茨城市)
ドーム状の栗ペーストが美しい「コレド・モンブラン」


  創業74年の洋菓子店、小川屋菓子店のモンブラン「コレド・モンブラン」(600円)は、栗のペーストが、タマネギやドーム状の屋根を思わせる形に整えられている。絞り袋に栗のペーストを入れて、平型の口金を付けて絞り出して仕上げる。この形にした理由は、「ちょっとおしゃれだと思いませんか」と、同店の3代目の樫村一郎さん(40)。

 栗ペーストは、国産とフランス産の栗をブレンドして作る。ケーキの中身は、メレンゲを使った焼き菓子のダックワーズと、数種類の木の実を忍ばせた生クリームなど。

 コレドは、樫村さんが考えた造語で、「“これぞ”モンブラン」という意味合いを込めた。

 樫村さんのモットーは、「素材にこだわり、ほかの店にないケーキを作ること」。仕事に一切の妥協を許さなかった父の背中を見て育った影響が強いという。

 

 〈店情報〉 北茨城市磯原町磯原2の73。☎0293・42・0248。日曜定休。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう