音楽と食のフェス「Yeah!Do! More!(いやどうも!)」が9月16日午前11時、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開かれる。鉾田市の小沼広太さん(34)が知人らと開催する。「テーマは“県民が本気でつくる文化祭”。一緒に楽しんでもらえたら」
音楽部門は、同会館の2つのホールで行う。人気ロックバンドの「POLYSICS」や「GOING UNDER GROUND」、県内を拠点に活動するアーティストなど計17組が登場する。
食部門の会場は、同会館の屋外スペース。食はパスタやピザ、中華料理など県内の7店が出店。物産品などもそろう。バルーンパフォーマーなども来場する。
小沼さんは、契約農家が育てたメロンやサツマイモの加工品などを販売する会社「小太郎物産」を営んでいる。「茨城は、食べ物がおいしく、住みやすい。いいところなのに、魅力が伝わっていないのが残念なところ」と、小沼さん。少しでも魅力発信をと、県認定の「いばらき観光マイスターS級」を取得。コミュニティーFMでは茨城弁全開でパーソナリティーを務めている。
フェス開催は、長年温めていた夢だった。コロナ禍が落ち着いた昨年から始動。出演アーティストへの声かけは、つくば市で開かれているロックフェスの主催者の協力を得た。運営資金は、チケットが完売すればまかなえる程度で、赤字覚悟だが、「茨城の風物詩に育てたい」と、熱い。
チケットは、県内の人対象の「茨城券」(3500円)など数種類がある。詳細は、同フェスのホームページ(https://www.yeah-do-more.jp/)へ。