昆虫たちの不思議な生態を紹介する企画展「子どもミュージアム 昆虫の不思議」が、水戸市大町の市立博物館で開かれている。8月27日まで。入場無料。
昆虫の出現は、約4億年前で、恐竜の出現より約2億年早いという。
昆虫の起源を紹介するコーナーでは、約3億年前、森に生息していたという巨大昆虫「メガネウラ」の模型を展示。トンボに似た形で、史上最大の昆虫といわれる。チョウなどの標本が並ぶ展示の一角には、チョウの羽の鱗(りん)粉を見られる顕微鏡を設置。「鱗粉がないと飛べない」など、鱗粉の役目も紹介している。
「昆虫は小さな体にすごいパワーを持っている。苦手な子も多いが、少しでも魅力を知ってもらえたら」と、館長の鈴木雅人さん。来場した市内の寺本蓮君(三の丸小5年、11)は、「チョウの羽の模様に興味を持った。調べてみたい」と、話していた。午前9時半~午後4時45分。月曜休館。同館☎029・226・6521。