潮来市牛堀の豆腐店「福田屋食品」で、ところてんの製造がピークを迎えている。
梅雨が明けると注文が集中するという。
ところてんの食感は、原料の寒天の煮込み具合で決まるという。煮込み作業は長時間に及ぶため、作業場は蒸し風呂状態。「体にはこたえるが、楽しみにしてくれる人を思うと、自然に体が動く」と、同店5代目の坂本博行さん(48)。
ところてんを購入するのは、昔ながらの味にこだわる地元の常連客が中心。口コミで、県外からも来店する。
「先代が残した製法を守り、街の活性化にもつながれば」と坂本さん。
1パック160g150円。同店のほか、道の駅いたこ、天王崎観光交流センターコテラス、農産物直売所やさいの声でも販売(価格は店で異なる)。同店は、午後は配達などで不在のことも多い。同店☎0299・64・2202。