常陸太田市内田町の老人クラブ「中内田むつみ会」は、会員の交流を深めようと、ユニバーサルスポーツのボッチャに取り組んでいる。
ユニバーサルスポーツとは、年齢や障害の有無を問わずに楽しめるスポーツのこと。ボッチャは、皮製ボールを投げて、目標にどれほど近づけることができるかを競うもの。パラリンピックの公式種目になっている。同クラブがボッチャをはじめたのは東京パラリンピックがきっかけだった。
ボッチャの競技中は、笑いが絶えない。会長の大内均さん(78)は、「楽しみを見つけ、外に出るきっかけにもなっている」と話す。同市社会福祉協議会は、「ボッチャを取り入れる高齢者クラブは少なく、広めていきたい」と話している。