大子町袋田の国の名勝「袋田の滝」(同町袋田)の観瀑トンネルの照明設備がこのほど、リニューアルされた。
新しい照明は、全長276mのトンネル内全てをLEDにして照度の量を増やしたほか、季節に合わせて光の色を変化させる工夫も加えた。
これまでの照明は、老朽化が進み、照度不足などの課題があった。同町では、町を代表する観光名所のさらなる魅力アップにと改修工事を行うことを決め、インターネットで支援金を募るクラウドファンディングにも挑戦し、約320万円の寄付が寄せられた。
照明のリニューアルに合わせて、第2観瀑台へと進むエレベーター前に、町を紹介する動画を流す大型モニター4台を導入。トンネル内にある「恋人の聖地」には、新たなフォトスポットとして、2人で座れるブランコを設置した。
福島県から家族で訪れた下重英俊さん(37)は、「トンネル内は以前よりも明るくなって、歩きやすい。色の変化もきれいで、楽しめました」と、笑顔だった。