椿を描いた名品展  県天心記念五浦美術館 (茨城・北茨城市)
奥村土牛「紅椿」昭和30年頃(c.1955)(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社蔵)

 「椿」をモチーフにした美術作品など85点を紹介する企画展「椿×名品展―ふたたび、五浦へ」が4月29日から、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれる。椿は、冬の寒さを耐え抜く強い生命力を持つことなどから、縁起の良い木とされ、古くから多くの作家によってモチーフとされてきた。数多くの名品が生まれている。

 今展は、椿絵のコレクションで知られる「あいおいニッセイ同和損害保険」の特別協力を得て開催。江戸時代の画家・尾形光琳に代表される琳派の工芸作品や、横山大観らの日本画、岸田劉生らの洋画など同社の所蔵品のほか、水戸市の県近代美術館が所蔵する椿絵作品も展示する。

 講演会「恋する椿絵」(5月6日午後1時半、講師は泉屋博古館東京館長の野地耕一郎さん、定員114人、先着順、事前申し込み優先)、ワークショップ「椿を描く」(5月27日午前10時と午後1時半、各回定員20人程度、当日先着順)など、関連イベントあり。会期は6月11日まで。入館料一般730円、70歳以上360円など。月曜休館。同館☎0293・46・5311。

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