神栖市須田の市民広場「夢のひろば須田」に植えられたチューリップが開花した。最初に咲いた赤いチューリップはまもなく終盤で、これからは黄色や白色のチューリップが主役となる。
同広場はヤギとふれあえる公園としても知られる。今は、「ゆめたろう」と「ニコ」の2匹が暮らしている。普段は小屋の中にいるが、関係者が公園の整備などに当たっているときは、“草刈り係”を兼ねて、小屋の外につながれていることもある。
同園は、広さ約2万2000平方㍍。同市と、地域住民のボランティアグループ「花と緑の会」が整備している。チューリップ栽培は、10年ほど前から続けていて、栽培面積は約2000平方㍍。昨年は、12月にチューリップの球根を植えた。
満開時には、同園に隣接する小学校の児童らが、観察学習に訪れる。同会代表の田中三郎さん(72)は、「春らしい穏やかな風景が広がり、管理の苦労も吹き飛ぶ」と話している。
見頃は4月上旬まで。公園の利用は自由。駐車場あり。同市農林課☎0299・90・1159。