「旅するチバラキ  連作《水郷めぐり》の全貌」 県天心記念五浦美術館で2月10日から(茨城・北茨城)
飛田周山《嵐光水色 牛堀》 大正6年(1917)個人蔵

 本県南部の水郷地帯や、本県に近い利根川流域を描いた古い連作絵画「水郷めぐり」をそろえる展覧会「旅するチバラキ 連作《水郷めぐり》の全貌」が2月10日から、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれる。

 同作品は、約100年前、4人の日本画家、飛田周山、水上泰生、山内多門、勝田蕉琴が、一帯を旅して描いた。1918(大正7)年の展覧会でまとめて公開され、翌年、旅の紀行文とともに書籍「水郷めぐり」として出版された。

 その後、作品は画家たちの後援者の所蔵となり、以来、まとめて公開された記録がないという。飛田は北茨城市出身。

 展示は、描かれた風景のうち、現在所在が確認できる31図。「大正期の自然豊かな水郷の風景を、旅情とともに楽しんで」と、同館。

 会期は4月23日まで。3月19日までを前期、同21日からを後期として、一部作品の展示替えがある。入場料一般320円、70歳以上160円など。月曜休館。同館☎0293・46・5311。

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